奥沢神社の鳥居に巻き付いている大蛇が架け替えられました

9月10日・11日には奥沢神社の例大祭が行われますが,それに先だって4日に鳥居に巻き付いている大蛇が架け替えられました。この大蛇には次のような伝説があります。

江戸時代の中頃、奥沢の地に疫病が流行して、病に倒れるものが多かった。
その時に、この村の名主の夢枕に八幡大神様が現れて、「藁で作った大蛇を村人が担ぎ村内を巡行させると良い」というお告げがあったと言います。
早速、新藁で大きな蛇を作り村内を巡行させたところ、たちまちに流行疫病が治ったという言い伝えがあったそうです。

これが厄除の大蛇として鳥居にからまり、大蛇お練りのお祭りとして現在に伝わっています。
(玉川村名所物語より転載)

以前は数年毎に架け替えをしていたとの事ですが,最近は毎年行われるようになりました。現在世田谷区無形民俗文化財に指定されています。

当日は地元の氏子総出で作業が行われました。作業は今まで架かっていた大蛇を昨年作った大蛇と交換します。

大蛇の架け替え風景

一方今年作られる大蛇は群馬県から取り寄せられた麦わらを使って作られます。

新しい麦わらで大蛇本体だけでなく,祭り当日奥沢の町中を練り歩く大蛇神輿のロープも練り上げられます。

      

中でも一番興味をもって見る作業は大蛇の頭を作る作業です。

      

      

    

完成した大蛇は本殿に運び込まれお祭り当日大蛇お練りに備えます。

   

作業は大蛇本体の他,子供神輿に使われる大蛇の頭やそのためのロープと夕方遅くまで作業は続けられました。

      

(以上投稿者  ホームページ担当の 黒瀬でした)

コメント / トラックバック3件

  1. 阿部 正興 より:

    世田谷には素敵な行事が残っているのですね。
    それを細かく撮影された黒瀬さんに感謝します。
    色々と災難が重なっている今年ですが、この大祭(大蛇)がそれを吹き飛ばしてくれることを祈りたいと思います。
    新しい大蛇は大祭後にかけられるのでしょうか。
    かけられた鳥居の風景をまた撮影して見せていただきたいと希望します。
    よろしくお願いします。

  2. 黒瀬威 より:

    阿部さんの質問にお答えします。
    今年作られた大蛇はお祭り一日目にゆっくりと町内を練り歩いて再び本殿に収められ参拝者を見守ります。そして来年のお祭前にそれが架け代えられます。又,町内には各町内会毎に7台のお神輿があって,2日目に山車と共にそれぞれの町内を練り歩きます。そして夕方に全ての神輿が奥沢駅前通りに集結してきます。そこでお神酒が振舞われ,最後に全ての神輿が順番に神社に向かって練りだされ,神社の前で解散する事になります。
    このときのお練りの行列はそれは見事なものですから是非一見に値します。

  3. 秋山清太郎 より:

    以前、代官屋敷(世田谷区立郷土資料館)で奥沢神社の鳥居の大蛇の展示を見ました。もう少し詳しく知りたいと考えておりましたら、このHPに出会えました。「大蛇の顔」が我家の愛犬に似ているような気がして、なんともかわいらしくてなりません。今年はぜひ見学に行きたいものです。